Stonehenge

Salisbury Cathedral時差ボケのせいか夜中の3時過ぎに目が覚め、その後寝つけず、そのまま写真の整理やインスタの投稿などをやりながら結局朝食の時間になってしまった。6時ごろからシャワーや荷物の整理を始め、8時半になったので1階に降り、可愛らしいキッチンでホストのジョンが用意してくれた紅茶とコーヒー、トーストとシリアルをいただき、まとめた荷物を預けて出かける。今日のハイライトは世界遺産としても知られる古代のミステリー遺跡、ストーンヘンジだ。

インターネットで予め10時半の入場予約をし、19時過ぎのバスに乗る計画を立てた。少し時間に余裕があったので、行きがけに大聖堂に寄る。
朝日で見るカテドラルはまた夜とは別の雰囲気で美しい。朝日を透かして見るステンドグラスは相当素晴らしいものだろうと、入り口を目指す。
Salisbury Cathedral Courtyardところが、何と中の見学は有料!!
昔住んでいたスペインにしても、イタリアや中南米などのラテン系の国々にしても、普通は大聖堂の扉は誰でも自由に出入りできるように開かれているものだと思っていたので、ちょっと驚き。でもまぁ、ここにはイギリスで一番古い時計と、マグナカルタ(世界の法律の元となった文書)の原本があることで有名なので仕方がないのか。日本でも入場料かかるお寺とかあるしね。Salisbury Cathedral

入場料は8ポンド程度なので、ちょっと寄付に毛が生えたくらいのものではあるが、せっかく入ってもほんの10分ほどしか居られないのでは慌しいので諦めた。それにタワーにも登りたいし。
朝日の差し込む手入れの行き届いた中庭と、それをぐるりと囲む回廊の部分には入れたので写真を撮り、ストーンヘンジ行きのバス停に向かった。

街の中心にある、New Cnalというバス停に着くと、大きな看板にストーンヘンジツアーのスペシャルバスの宣伝が書かれていた。バスの乗車券は往復で約17ポンドと割高!あーあ、昨日のバス一日乗り放題パスが使えてればなぁ。。。と思っても仕方がない。入場予約はしていたが、まだお金は払っていなかったので、バスと入場券のセットで少し割安の31ポンドになるパッケージをその場で購入。バス内では現金のみだが、歩いて数分のオフィスに行けばカード決済もできるようだ。このパッケージには昨日行ったオールドサラムの入場料も込みなので、前から知っていたら良かったなとちょっと悔しい。

Stonehengeやってきたのは2階建バス。不思議と見るたびに何だかワクワクしてしまう。ワイキキにも沢山走っているのだが、子供の頃からある「ロンドンバス」のイメージなのか。観光客魂丸出しで構わないので2階席の最前列に座りたくなる。残念ながらこの路線はソールズベリー駅から乗ってくる客が多く、一番前の席には既に別の観光客が座っているのが外からでも見えた。

車内ではヘッドフォンをくれて、ストーンヘンジについての説明を多言語で聞くことができ、なかなか面白い。
現地に到着すると、このバス会社で入場券を買った人はツアーのグループの扱いになるようで、降車の際に博物館の入場と遺跡までの送迎シャトルに乗れるチケットと、多国語音声ガイドの機械をくれたので、入場に並ぶ必要もなく、直接シャトル乗り場まで行けたので、時間のロスがなくて便利。
Stonehenge close Up

既に大勢の観光客がいて、ものすごい混みようだった。前にちょうど遠足なのか、中学生くらいの子供達が大勢いるグループがいて、引率の先生らしきおばさんが声を張り上げて誘導していた。シャトルには一度に乗れず少し待ったが、おかげで一番降りやすく外の景色も楽しめる場所に座れた。

ストーンヘンジはかなり田舎の牧草地の延々と広がるような場所にある。直径100メートルにも及ぶ円形に巨石が積まれ、その配列が夏至の日の太陽の動きと関連している事から、儀式など神聖な場所として使われていたと考えられている。
実は重要なのはこの目に見える巨石だけではなく、その下から発掘されている諸々の遺跡だったりするのだが、相次ぐ観光客の重みで地盤が脆くなり、巨石が倒れてしまったりといった事故も過去にあったらしい。
そういう訳でサークルの中を歩いたり巨石に触れる事はできないが、かなり近くまで行くことはできる。それにしても人が多くて写真を撮るにも一苦労だが、音声ガイドを聴きながらゆっくりと、のどかな風景も楽しみながら歩いた。

Pulling a Huge Stoneこの近辺には他にも様々な遺跡がエイボン川沿いに点在しているらしいが、車が無いとなかなか訪れるのは難しそうだ。これだけでも旅行のテーマとしては十分日数をかけられそうだし、発掘作業の手伝いのボランティアなどもあるようなので、機会があればやってみたいが、他にも世界中に見たい場所は沢山あるので無理かな。。。

さて十分堪能し、ビジターセンターに戻ってくると、さっきにも増してものすごい混雑!お土産屋に入ってみたが、レジの行列を見て、まず何か買うのは不可能と諦め、次は博物館に足を運ぶ。なかなか興味深い資料が展示されていたが、既に音声ガイドも返却してしまったし、人も多く自分のペースで見るのも難しく、サーっと見てとっとと出てきてしまった。
まだまだ詳細は解明されておらず、様々なセオリーがあるストーンヘンジだが、エジプトのピラミッド同様に、古代の人々は天文や物理に非常に長けていたという事だけはわかる。私も古代人になったつもりで巨石を引っ張ってみた。

昨日ロンドンの空港に着いた時には雨が降っていて天気も心配だったが、この日は綺麗な青空が広がって絶好の観光日和となった。晴れていても遺跡の周りは風が強くてチョット寒く、上着を持ってきて正解。写真も綺麗に撮れたので満足!
バスは30分ごとにあるので、我々は12時40分を目指した。ちょうど2時間いた事になる。

帰りのバスはオールド・サラムにも寄るので、昨日見れなかった城砦の中を見学したい気持ちもあったが、次の目的地バースまで早めに着きたいこともあり、直接ソールズベリーに戻った。街の中心にある広場ではマーケットが開かれていたが、これもゆっくり見ている時間は無いので、ザーッと一通り見て回って宿に荷物を取りに帰った。

ホストのロイスがにこやかに送り出してくれk1時40分の電車に乗れればと思って駅まで急いだが、途中でジョンとバッタリ出くわし、少し話し込んだのでまず間に合わないだろう。これを逃すと次は1時40分まで無いので残念だが、駅前のパブでビールでも飲んでゆっくり待つか。笑
と話しつつも、もしかするとまた電車が遅れていて乗れるかも、という期待も。
切符を買う窓口で、お兄さんが、あそこに止まってる電車だから走れば間に合うかもなんて期待させるから、重い荷物を背負ってダッシュ!でも全然間に合わず。結局話していた通り、駅前の Salisbury Railway Tavern に行き、喉を潤した。

左:Kronenbourg 1664 Pale Lager フランス:スッキリ軽めのラガー。ブライアンはイギリスの炭酸少なめのビターではビールとしての喉ごしが物足りないらしく、このビールを注文して大満足。
右:Sharp’s Brewery という割と近い南西の Cornwall にあるブルワリーの Doom Bar Amber Ale。かなり人気で流通しているよう。味はあっさりめで、甘酸っぱい後味のある飲みやすいアンバー。

飲んだビールの詳細:
KRONENBOURG 1664
Sharp’s Doom Bar

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